心がけているのは持てる力の全てを使って仕事をすることです
龍崎会計事務所では内勤作業がある程度できるようになると、外回りが始まります。
最初は所長と一緒に担当先に伺いますが、徐々に自分一人で行くことが増えます。
私は平成27年の1月に入社し、10月にはじめて担当を持たせてもらいました。
現在は毎月所長と一緒に担当するところと、2~3カ月に一回所長と一緒に担当するところとがあります。
自分自身の担当先は10件弱なので、残りの時間は内勤の仕事をしています。
訪問先で心がけていることは何でしょうか
所長とはキャリアも知識も全く違うので同じ話をするのは絶対に無理です。
だからこそ自分の持てる力のすべてを使って仕事をすることを心がけています。
また失敗をし、怒られるのを恐れずに何事にも挑戦するようにしています。
何かに不安を感じながら仕事をすると、どうしても本来の力すべてを出し切ることは難しくなってしまいます。
所長とそっくりそのまま同じ仕事をする必要はないし、自分自身の良さを活かしてクライアントと向き合えばよいと所長からも言われています。
限界まで頑張って突き詰めていった先で、はじめて自分の持ち味がでてくると思うので、日々自分らしさを忘れないようにしています。
モチベーションがあがる出来事が日々あります
龍崎会計事務所の印象的な経験について
印象的な経験が日々あるので難しいですが、ひとつあげるとすればクライアント先の忘年会に参加させてもらい、同年代の勤務医の先生方といろいろな話をさせてもらえたのが強く印象に残っています。
訪問先の経営者の方と話す機会はあっても、他業界のしかも同年代の方と交流する機会というのはなかなか少なく、同じ境遇で頑張っている人がいるということは自分自身のやる気にもつながりました。
事務所のほかのメンバーはどのような人たちですか
それぞれみんな癖はありますが(笑) 明るくてよく喋ります。
事務所全体がチームで動き、情報の共有化が徹底されているので、わからないことはお互いに聞くことができるし、助け合える関係です。
比較的同世代のメンバーが多いこともあり、楽しく仕事をさせてもらっています。
事務所に入所した経緯について教えてください
実家が会計事務所を経営していることもあり、以前も会計事務所に勤めていたのですが、仕事もできず環境にもあまり馴染めなかったため3ヶ月で退職しました。
その後、この事務所の面接を受け今に至ります。
前の事務所で思うように仕事ができなかったこともあり、最初の目標は試用期間の3ヶ月間をクビにならないことでした。
今の目標を教えてください
自分を含めメンバーが成長し、事務所を大きくすることが今の目標です。
訪問先や日々の業務を通して、自分が思っていた以上に当事務所のサービスがクライアントから期待されていると感じることが多くあります。
会計業界の未経験者を一から担当者に育てる
ことが事務所の方針ですので、基本的な考え方は所長と同じです。
なので、
自分を含めたメンバー自身の成長こそが事務所の大きな発展につながる
と考えています。
自分が成長したと思うエピソードを聞かせてください。
クライアント先のある有名な歯科の先生と出会った時のことです。
その先生と私は2歳しか歳の差がないのですが、そのオーラに圧倒され、その時の私は何一つとして話すことができませんでした。
先生と自分の間にある差、そしてそんな先生とも対等な立場で接することができる所長と自分の間にある差…大きな隔たりを実感しました。
その時に
「自分が目指す税理士という職業は、このような先生方と対等の立場でアドバイスをする仕事なのだから、まずは少しでも物怖じせず話せるようにならなければならない」
と思うようになりました。
それまでの自分は怒られないような仕事をすることばかり考えており、それは自分のために働いているだけだったこと、仕事をする姿勢が根本的に間違っていたことに気づかされました。
人のために仕事をする、このことに気づいてからは仕事をするのが楽しくなりました。
もう一つは後輩が入社したことです。
当時の私は終わらない仕事を物量でカバーしようと残業ばかりしていました。
事務所の方針として
「残業をしない」
が掲げられていることもあり、残業をしたことを所長から怒られながらも、自分一人で何かと抱え込んでしまう癖が抜けずにいました。
しかし後輩に仕事を教えていく中で、自分に求められている仕事やどのような段取りをしていけば仕事を上手に進めることができるのかがだんだんとわかるようになってきました。
一流になりたい人は一緒に頑張りましょう
まだ見ぬ後輩へのメッセージ
医科と歯科のクライアントがメインの事務所ではありますが、医科と歯科のことだけしか学べない事務所ではありません。
仕事は教えますが、学ぼうとする姿勢、一生懸命に頑張らないことには仕事はできるようにならないと思います。
自分が楽しく気持ちよくできる仕事ばかりではありません。
ただ、誰かのために仕事ができるようになったとき、それは税理士の仕事だけにとどまらず、どこへ行っても必ず通用する人間になれると思います。
同じ志を持つ人は一緒に頑張りましょう。