歯科の開業について

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歯科医院が成功するために大切なこと

歯科医院を開業するにあたり

「場所」「人」「もの」

この3つが非常に重要です。

場所は開業場所、人はドクターだけでなくスタッフも含めた人事全般、ものは内装や設備のことです。

しかし、これ以上に私が考える歯科医院が成功する為に一番大切なことは

「どのような歯科医院にしたいか」

ということです。

このプロセスを踏まずに家賃や予算などばかり考え、結果的に失敗してしまうドクターがたくさんいらっしゃいます。

コンビニよりも歯科医院が多い時代です。
業者任せの場所と自分の腕だけで開業して成功する方がむしろ珍しいと思います。
経営者としての手腕と、歯科医師の腕は必ずしもイコールではありません。

今後文章を読んでいっていただいてこの意味が少しでも伝わり、将来的に開業して良かったと思っていただければ幸いです。

場所について
歯科医院を開業するに当たって恐らくみなさんが最も悩まれる部分が開業場所だと思います。

駅前や住宅街、医療モールにショッピングセンター、また家賃がいくらまでならばいいのかなど私もよく相談を受けます。

その時にまずお答えするのが、先生はどのような歯科医院にされたいのですか?とお聞きします。
どのような特徴かが分かればどのような層をターゲットにしたいかが分かります。

私(=会計事務所)であれば顧問料の安売り合戦に参入する気は全くないので、ターゲットとなるドクターは歯科医院が流行って利益が出れば顧問料を出してもいい、一緒に考え一緒に成長していくことを希望される方です。

どのような患者さんに来てほしいか明確に打ち出している歯科医院には必ず患者さんが来ます。

審美歯科なのに住宅街にあったり、小児歯科なのに駅前だったり、医療モールなのになかなか認知できないような場所にあったり。

場所だけは変えられませんので家賃が高いかどうかよりも、ターゲットにあった場所で開業することが必要なのです。

人について
経営者としての歯科医師
どのような歯科医師がいい歯科医師かは私が判断すべきことではないと思っています。

しかし経営者としては増患対策は得意だが資金繰りなどに弱く、身の丈に合っていない、車やブランド物や家などをすぐに買ってしまうドクター(一見流行っているように見えて台所は火の車)や患者が来ないことを場所のせいにして何も努力をしないドクター、どちらも経営者としては失格です。

これは歯科大学6年間、医局や勤務医で経営について何も勉強しないので起きてしまうことです。

まずは数字に強くなっていただきます。

そうすると今のご自身の現状がわかってくると思います。

スタッフの採用について
私が良く相談されることとしてどのようにスタッフを雇えばいいか?と相談があります。

時給や月給をいくらならいいか、どのような人を採ればいいのかなどです。

この時に大事なのが、どのような歯科医院にしたいのか?ということ。

みなさん給料の額などあまり変わりません。
相手はほとんど女性です。
であれば院長先生がどういう人で、どういう雰囲気ででどういう人に来てほしいんだというメッセージが伝われば採用のハードルは非常に低くなります。